特別料理 ハヤカワ・ミステリ文庫 著:スタンリイ・エリン

まったく何ともいいようのないうまさだった――隠れ家レストラン〈スピローズ〉で供される料理はどれもが絶品ばかり。雇い主ラフラーとともに店の常連となったコステインは、滅多に出ないという「特別料理」に焦がれるようになるが……。エラリイ・クイーンが絶賛した戦慄を呼ぶ表題作をはじめ、アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作「パーティーの夜」など、語りの妙と優れた心理描写を堪能できる十篇を収録した傑作短篇集!(解説:森晶麿) 

特別料理 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

特別料理 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 個人的に

秘密を知りたいか?と聞かれたらそれを知りたい。でも知ってしまうと元の生活に戻れない、そんな話。数十ページの話なので、すぐ読み終わります。

 

読む前にネットで読んだ人の感想を見ていたのですが、その中で気になるものがありました。

①婦人は招かれざる客だ

②婦人のような世帯を持つような人はいなくなると動く家族がいるから招かれないのだ

という部分でした。その視点を入れて読んでみるとそうかもしれないと少し思います。ただ、そうなると店側は店になじむまでの間に、客の内情を探っているのか、もしくは味が整うまで時間をかけているのだろうか。まあ、何であれ話自体は美味しいかと思います。ではでは

 

( ^^) _旦~~

 この世には知らなくても良いことが良いことだってある、まさにそんな感じ