数々の経営者や企業を取材してきたブックライターの上阪徹氏が、
今回選んだターゲットは、明治大学。
受験生には当たり前の情報かもしれないが、
バンカラのイメージが強い明治大学がいま、女子に人気の大学になっている。
たしかに、御茶ノ水駅から神保町に向かって歩くと、
オシャレな高層ビルが並び、おしゃれな女子大生の姿が目に付く。
・学生運動の立て看がない!
・オシャレな美男・美女が多い!
・米国のディズニー・ワールドに留学できる!
・図書館に学生が5000人!
・就職サポートが充実している!
創立136年の伝統的な組織、
しかも大学という保守的な〝事業〟を営む組織が、
なぜこれほどまでに変革できたのか。
あの明治大学が、なぜ女子高生が選ぶNo.1大学になったのか?
- 作者: 上阪徹
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2017/11/17
- メディア: 単行本
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ポイント
・人気の高さと志願者数の多さ
・特徴的な入試方式
・留学制度の充実
・就職率がただ高いだけではない...etc
個人的に
当初No1になった理由として、
①施設が良い?
②援助が充実している?(留学しやすいとか)
③就職率の高さ
などを念頭に置いて読んでみた。序幕はランキングの上位であることを挙げられているが、それらがどのような調査方法で集計された結果であるかは書かれていないので、別に読む必要がある。でも数値を重視しなくても、後半の新しい取り組みや改革を読んでみると、ランキング上位に浮上する理由がつかめる。その方法論が従来、保守的な大学としては珍しく、革新的な大学であることを特徴づけている記述が多々あった。
メモ
・7日間で6万人が訪れたオープンキャンパス
➡ 集計方法が不明…他大学ではどの程度?
・一人当たり最大300万の留学助成金
➡明治大学の授業料さえ払えば、留学先の学費は必要ない(この制度は国公立でも増えているようです)
・入試方式にアルファベットを使用しない
➡ Ex ×:A方式 〇:一般方式
・模擬面接の充実
➡企業の人事に来てもらい、面接を行ってもらう(40社~50社)
( ^^) _旦~~
船上留学って面白い発想ですね。それぞれの地域の教師が乗り込んできて、授業を行う。文化も学べて、いい試みだと思いますし、ぜひ実現してほしいです