愛と同じくらい孤独 新潮文庫 著:フランソワーズ・サガン

 

愛と同じくらい孤独 (新潮文庫 サ 2-15)

愛と同じくらい孤独 (新潮文庫 サ 2-15)

 

 個人的に

 この本はサガンとのインタビューを通した対談が書かれている。サガンの陽気さがほほえましい。

 面白かったのはバカロレア試験の口述試験で自分の知識の足りなさのあまりに、面接官に対してマクベスのパントマイムしたり、脅迫したりここまでいくと秩序もあったもんじゃないなと思ってしまう。(しかもそれで点数がもらえているのもつっこみを入れたくなる<二十点満点中、三点>)

 

サガンがどういう人が好きかと聞かれたときに「自分の本当の姿以外の姿を人に見せようとしない自然な人が好きだ。そういう人は~~~で、内面的にはある意味幸福だ」との言葉がある。これは高知の生き方の傾向に通じているのかなと思う。どちらかというと高知では隠さないで表に出す人が多いように個人的に感じる。また幸福度というのもまた曖昧だが県庁等の行政の動きを見ていると移住率も都道府県の中で上位に位置している。これが幸福度と直結するわけではないが私は単なる田舎としての側面だけでなくそういう部分が強いからこそ上位を占める理由になっていると思う。

 

 ( ^^) _旦~~

 ありのままに生きた人の一人だろう