前世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。極東の島国から留学した久城一弥は、聖マルグリット学園の図書館塔で奇妙な美少女・ヴィクトリカと出会った。彼女の頭脳は学園の難事件を次々解決してゆくが、ある日ヴィクトリカと一弥は豪華客船に招待され、そこで本物の殺人事件に遭遇してしまう。やがて彼ら自身に危機が迫ったとき、ヴィクトリカは──!?
- 作者: Sakuraba Kazuki,Hinata Takeda
- 出版社/メーカー: Tokyopop
- 発売日: 2008/04/08
- メディア: ペーパーバック
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個人的に
本書はペーパーバックで、英語を勉強するきっかけづくりやほかの言語で読み比べてみたりといろいろ楽しめます。原著と比較していると文章がこんなに?っていうほど短くなっていたり、日本語と英語では話の核の位置が異なったり…。内容は相変わらずの面白さです。(アメリカ版のAmazonで検索してみても良いかも)
ヨーロッパの風景は、地層のように層状に積み重ねられた歴史の下にあって、伝統を大切にされているように思える。話の中で出てくるカオスの再構成は、風景だけではないけれども歴史も踏まえてヨーロッパ的?な印象を受けた。
メモ
・ソビュール
➡ フランス、イタリア、スイスに囲まれた国(モナコ近辺?)
作者曰く、ソビュールは地形や気候などの要素をいいとこどりをした国らしい(ASCII.jp/ アニメに重ねた絆、再生への思い)
( ^^) _旦~~
英語が原著の場合と日本語が原著の場合の本、それぞれの文章は互いにニュアンスが微妙に違っていたりします。他の言語でも出版されているのですが、イタリア語は読めない…