<香り>はなぜ脳に効くのか・NHK出版新書・塩田清二
いい香りを「嗅ぐ」だけで、重度の認知症患者の症状が改善されたり、がんによる疼痛がやわらぐ―“香り”の成分は、私たちの脳や体内に、どのように吸収され、作用しているのか。西洋医学では太刀打ちできなかった「治りにくく予防しにくい」疾患の画期的な治療方法として、いま注目されているメディカルアロマセラピーを、嗅覚のメカニズムや最新の臨床例からわかりやすく解き明かす。
〈香り〉はなぜ脳に効くのか アロマセラピーと先端医療 (NHK出版新書)
- 作者: 塩田清二
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/08/08
- メディア: 新書
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個人的に
香りが記憶と強く結びついていることは、経験上感じることが多い。学生時代、焼き鳥屋の近くの道を通ると、風がにおいを運んできた。そのにおいを思い出すと、自然に場所も思い出す。本書では、そんな香りが「なぜ」「どのように」脳に影響を与えているのか? を私のような素人でも道を示してくれている。
ところで、私は花粉症なので春になるとくしゃみをし始めると、春が来たなと実感する。花粉症は体の過剰反応によっておこるものだ。アロマテラピーでは花粉症を抑える効果もある。対症療法として、薬を飲むことや塗り薬が挙げられる。一方で、アロマテラピーの良いところは自然由来であるため、副作用が小さいことだ。一般的に、鼻炎用の薬を飲むと副作用で眠くなってしまう。(最近では眠くならない薬も登場しているが…)車を運転している時に眠くなってしまったり、くしゃみをしてしまうと、非常に危ない。アロマテラピーのような対症療法ではない方法というのも取り入れてみるのも良いかもしれないと思ふ。
メモ
・アロマの将来
➡ まだまだ科学的な根拠が不足しているとのこと。特に人間にとって適切な量というのが十分に分かっていないそうなので、現状使いすぎ等はリスクが大きい。
( ^^) _旦~~
柑橘系の果物の効果が面白い