殺人鬼ー覚醒篇 角川文庫 著:綾辻行人
グロ注意!!
伝説の傑作『殺人鬼』、降臨!!’90年代のある夏。双葉山に集った“TCメンバーズ”の一行は、突如出現したそれの手によって次々と惨殺されてゆく。血しぶきが夜を濡らし、引き裂かれた肉の華が咲き乱れる…いつ果てるとも知れぬ地獄の饗宴。だが、この恐怖に幻惑されてはいけない。作家の仕掛けた空前絶後の罠が、惨劇の裏側で読者を待ち受けているのだ。―グルーヴ感に満ちた文体で描かれる最恐・最驚のホラー&ミステリ。
個人的に
中盤からひたすらグロテスクな描写に変わっていく本作。元々初刊は双葉社、そして新潮社で出版されていたが、途中絶版になったところ角川が再出版した。私は館シリーズを読んでいないので著者の常の文調が分りませんが、読みやすいと思います。夜に読むと雰囲気をさらに味わえるかもしれません。
( ^^) _旦~~
食事後に読むものではなかった。
<理性はもはや、かけらもない。ただ衝動だけが、彼の支配者である。そしてその狂える衝動は、この空間に満ちた闇よりも深い、暗黒の彼方より飛来するのだ。>