夜葬・角川ホラー文庫・著:最東対地
ある山間の寒村に伝わる風習。この村では、死者からくりぬいた顔を地蔵にはめ込んで弔う。くりぬかれた穴には白米を盛り、親族で食べわけるという。この事から、顔を抜かれた死者は“どんぶりさん”と呼ばれた―。スマホにメッセージが届けば、もう逃れられない。“どんぶりさん”があなたの顔をくりぬきにやってくる。脳髄をかき回されるような恐怖を覚える、ノンストップホラー。第23回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞作!
個人的に
突っ込みたいところがぎょうさん出てきますが内容そのものの設定は面白く感じました。「どんぶりさん」がメッセージ相手をどうやって判別してるのか、どういう状況で出てくるのか?など読んでいる途中で疑問が出てきますが…
錯覚:事実と違ったように見たり聞いたりすること(P575)
幻覚:極度の疲労や機能障害によってそこにないものが見えたり、聞こえたりすること(P457)
引用:新明解国語辞典6版
疑問に思ったのですが…
・アイスを食べて熱いと感じる(冷凍保存したもの) ➡ 錯覚
これは分かるのですが、例えば
・恐怖(もうすぐ自分が殺されてしまう)で足元からムカデがのぼってくる感覚を覚えた➡ 錯覚? 幻覚?
極度のストレスによる機能障害の場合も幻覚になるのでしょうか?
( ^^) _旦~~<ネタバレ入り>
人の顔が神様の借り物という設定の割に頭をスコップでミキサーするのはいいんかいと思ってしまいました…(確かに顔であって頭ではないですけど)