「星座探し」は、想像力を磨くことになります。星座は神話の世界。数千年前に同じ星空を見上げた人々の知識が受け継がれ、歴史がつながっていることを実感するのはロマンです。星座は、見つけやすい形や星から順番に探します。
本書は、四季折々の星座とそれにまつわる歴史を解説員の方が、実際にプラネタリウムで実際に解説されている形で、紹介してくれるユニークな書物である。春、夏、秋、冬のそれぞれの空を見上げつつ、本書を頼りにして星座を観測することも可能だ。プラネタリウムにおいて、解説員の方の仕事上の秘話も記載されているので、解説の仕事に興味があるという方も本書を読んでみてはいかがだろうか。
個人的に
読んでみると、ギリシャ神話の神様は、色恋沙汰の話が多く、それが問題・きっかけになって星座になったものが多く感じる。アルテミスやハデス、ゼウスといった有名な神々の話が載っており、歴史の勉強にもなる。解説員の方も説明本番では数分という限られた時間の中でお客様に楽しさを伝えることが必須のため、必然的に魅力ある話になる。そんなストーリーに引きこまれる、新書だけど小説のような不思議な本を楽しんで読みました。
<ギリシャ神話の中で最も偉いゼウスは、とんでもない神様です。奥さんの目を盗んで美少女や美少年をさらってやりたい放題。プラネタリウムの解説ではオブラートに包んでお話をしていますが、もしも現在にゼウスがいたら、パンチの一発でもお見舞いしたいところです。>