睡眠の科学 著:櫻井武 BLUE BACKS

人はなぜ眠らなければならないのか? いまだに科学が解明できていない疑問に、覚醒をつかさどる物質「オレキシン」を発見した著者が挑んだ名著『睡眠の科学』の改訂新版。脳は睡眠時に洗浄されてアルツハイマー病を防いでいるという新研究、世界で初めて日本が発売した画期的な不眠症治療薬、寝不足でたまる「睡眠負債」とは何か?

 

 個人的に・気になった点

・睡眠の質を深めるための方法論はほとんど載っていません。むしろ、睡眠がいかに大切か、その意識がけの部分を多く主張されています

・睡眠の際の活動がどのようなプロセスで行われるか

・著者は”オレキシン”という脳の覚醒を制御するペプチドの同定に関与した

・毎日の適正睡眠時間 約6.5~8.5時間

・”多くの人は、「睡眠=休息だから、休まないことによって調子が悪くなるのだ」と本当に思っているのだろうか…

★起床する時間を意識してから眠りにつく

→ 起床時間に向けて身体をコントロールすることが可能(リューベック大学のホルン氏により実験された)

・深部の体温と睡眠には深い関係がある ※以前「最高の睡眠」でも書いた

 

( ^^) _旦~~

 忙しくても、睡眠は大事。体を大切に…

 

<睡眠のなかで私たちに明らかにされるのは幼年への回帰であり、過ぎ去った歳月と失われた感情の再把握であり、魂との分離と転生であり、死者の喚起であり、狂気の幻想であり、最も原始的な自然界への後退である>