超高速勉強法~早さは努力にまさる!~ 経済界 著:椋木修三

 

すばやく、ラクに、確実に成果を出す「瞬間」勉強法。「多忙」「怠惰」「疲れがち」な人こそ、効く。「速度を上げるほど、頭に入り、忘れない」この真実。「記憶の達人」「速読術のプロ」「合格カウンセラー」の三冠王が教える、簡単ノウハウ。

図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!

図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!

 

 ポイント

・集中できない ➡ 言葉 + イメージの具体化

・教材の目次の活用方法

・勉強に「快楽システム」を組み込む!

・速読を行う時の意識がけ

 

個人的に

 一冊の参考書を一回で覚えようとするのではなく、何度もインプット+アウトプットを重ねることで記憶する方法論が書かれている。これだけなら、ネットに溢れている情報や勉強法と書かれているその他の本と何ら変わりない。けれども、面白い方法があった。本書で訴えている一つに、理解するために遠回りを行うということだ。簡単な例では、算数の文章題を式に変換しようとして、詰まった場合、図を書いてから考えようとする人が多いと思う。それと同じく、「理解する」とは情報などをイメージ化できた時に、分かるものだ。逆に文章を読んで瞬時に理解できないのは、頭の中でイメージ化がうまくできていないためとも言える。何度も繰り返し知識を確実にする上で、この瞬時に理解する能力(=瞬間理解力)を深めることが大切だとのこと。

 実際に方法は知っていても、やるきが起こらない方やそもそも勉強する気がない方にもこの本を手にとってもらえるのなら、新たにモチベーションアップを築くきっかけになるかもしれません。本書は、勉強法と書いていますが、速読法についても基本から書かれているので、多くの方がターゲットに当たります。

 本を読む人が少なったということは、本を読むことが相対的な価値をつけることになると思います。(絶対的ではありませんが)

 

メモ

・「快楽システム」とは?

筆者は四つを組み込むことが継続的に勉強を続ける上で大切だとする

1.「わかる」から始めるシステム

2.「できる」という自信を持たせる流れを作る

3.「できた」という達成感を持てる仕組み

4.最後に「面白い」という興味と動機を促す

 

( ^^) _旦~~

 心がけを形作るところから始めたいですね