珈琲店タレーランの事件簿 宝島社文庫 著:岡崎琢磨

あ、と短く五十音の先頭を発した。

京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていく。だが美星には、秘められた過去があり―。軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。

 

珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

個人的に

 本作は2012年に宝島社の「このミス大賞」に選ばれたらしい。2017年10月29日時点で五巻まで出版されている。話の内容は端的に珈琲店主がなぞ解きをしていく話だ。私はトリックそのものも気にするがどちらかというと登場人物の会話のやりとりが気になる。特に気になったのはジョークが無理やりなケース。そのせいか話そのものに無駄を感じる。だが、本書を読むようにこれらのジョークは砂糖やシロップのようなものかと思った。

 お店の店主が謎をばっさばっさと解決していくスタイルが最近多いなと感じるこの頃。

 

( ^^) _☕~~

寒くなってきたので、甘いものとコーヒーがよりおいしい

 

<たいへんよく挽けました>