「がんばると迷惑な人」 著 太田肇 新潮新書 を読みました。
大筋
重要なのは「がんばり」ではなく仕事の「質」。確実に成果を上げる「合理的手抜き」とは -。
意欲はあるのに、スべる。やる気ばかりで、ツカえない。そんな人っていませんか?
うっ、身に覚えが…。がんばらなくても給料が入ればいいけど、がんばらなかったら他の人との結果の差がつくじゃないですか… そしたら給料下げられるじゃないですか。まったくどうしようもないんじゃ(明後日の方向)
本書は「がんばり」について、
①通用しなくなった背景
②迷惑になる理由
③がんばらなくても成果を出す方法 これらが主軸になっている。
内容から今すぐに活かせるものかというとそうでもない。例えば、管理職の立場の方が部下の裁量権を担っている場合では、部下側から上司に対し職場
改善できることが書かれていないのがネックだ。
個人的に
一つ気になったのは、評価に情が入りやすいのが日本人というデータ。著者は「問題解決型リーダーシップ」 著 佐久間賢 から引用したみたいだが、どういう背景からこのようなデータが出てきたか、アンケートの手法も疑問だ。