雑記

個性について考えてみる

 

普通、個性というと人それぞれが持つものだから気取ってるのを除いて「個性的になれ」という言葉には疑問に思う。そもそもわざとらしく自己顕示することは個性的とは逆の意味のように思える。

個性を尊重しよう と言われる所以は何だろう。個人的な意見としては個性を尊重することで多種多様な考え方に触れられる。尊重しなくても考え方に触れられるわけだが、予習後の授業の理解度が違うように個性の理解度も違うように思う。

欧米ではチームワークを大切にすると同時に個性も大切にするとアメリカに在住していた人の意見を見た。上司が部下の意見を踏みにじる行為はせず納得した形を通すという。その過程で議論が交わされることで例えばAさんは○○の考えを持った人なんだなという人格が理解されるとのことだった。これを踏まえ、考えてみて個性が他人に対してどう映るのかについて興味を持った。世の中には狂人と世間から言われながらも天才と言われた人がいる。そういった人は徹底的に個性的だったとしてそれを別の人がマネしようとしてもそれは個性的ではなくむしろ逆だ。人によって評価される個性は計算されたもしくはマネすることによってなされたものではない。その人の個性に対しその人以上の大きなものに触れているのではないかと思う。その大きなものとはまだわからない。